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トップ > マツダ CX-7 > マツダ CX-7 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年11月21日 9時)
雑誌記事:Js Tipo 1月号
本日発売のJ's Tipoに記事が載りました。
巻頭特集「トヨタIQ十番勝負」の冒頭、開発チーフエンジニア中嶋氏へのインタビュー部分1ページです。特集扉の前段になる部分で、ネームとかが分かりにくいですが、一応名前も出ています・・・。
前号でいすゞイルムシャー開発秘話を書かせてもらった延長で、今回の「IQはIQで終わらない」というインタビュー記事を企画込みでやらせてもらった感じです。会場は試乗会の行われた青山のレストランでした。
内容は、今後IQはどう展開するのかという、特段目新しいものではないです。とにかくIQというピンポイントの特集でしたので幅のある企画は難かしく、可能な範囲で今後の展開を聞き出したというところでしょうか。
個人的には、次号以降でさらに面白い企画を出すための顔つなぎ的な意味が大きいですね。イルムシャーも楽しかったですけど、より自分なりの独自企画ができればいいと思ってますので。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月18日 7時54分
新車心象風景:スバル・デックス
業界は色々複雑なんだとは思うけど、やっぱり越えてはならない一線ってある気がする。
ダイハツのクーだとかトヨタのラクティスだとか、まあ色んな話は聞こえてはいたけど、何だかんだ言っても最終的には思い止まるだろうなあ、なんて僕は思っていたんである。あるいは、今度出るっていうパッソベースのコンパクトミニバンを充てるのかな、とか。
いつだったか、スバルのディーラーに取材したことがあったんだけど、営業マン氏はそもそもOEM自体が受け入れられないと言い、よもやbBベース車なんか考えられないとこぼしていたのを思い出した。いやあ、しかしホントに出しちゃったんだね。スゴイな。こいつがスバルのディーラーに並ぶんだ・・・。
まあ、日産ではスズキや三菱の軽が売ってるし、マツダもそうだ。商用車の世界でもOEMはある。でもそれは何ていうか、あくまでも「お手伝い」的なレベルの話で、それによって日産やマツダのイメージにおかしな影響があるかと言えばそんなことはない。逆に日産の軽なんかうまいことやってるって感じだ。
けれども、スバルの場合はマイナス感が大きくないか? 商売として月販500台がどのくらい彼らに有用なのか分からないけれど、こんな妙なクルマを売ってる負のイメージの方が勝るんじゃないのかな。 少なくとも、販売現場の士気低下はバカにならないだろうし。
たとえば、中身はパッソ・ブーンそのものだけど、せめて殻だけ別物を被せるくらいのことをしてもいいんじゃないかと思う。少しでもスバル・ディーラーで売られる必然性が感じられるなら、それで発売が1年遅くなってもいいじゃないか。 どうしてそこまで待てないんだろう?
クルマが売れない、若者が興味を示さないなんて色々不安な声が聞かれるけど、本気でそう思ってるならこうことはしないでしょ。液晶TVのパネルじゃあるまいし、あっちこっちでこんな使い回しなんかしてたら、クルマなんてドンドン趣味性を失うに決まってるじゃん。
ま、エビちゃん効果でたくさん買ってくれるっていうならいいんだろうけど・・・。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月15日 9時42分
クルマ散策:月間販売ランキング
10月の軽自動車販売ランキングは2ヶ月連続でダイハツのムーヴがトップだったらしい。
モデルチェンジしたワゴンRが2位に甘んじたのは、ご想像のとおりムーヴに派生車のコンテが含まれているから。見方を変えれば、この売れ線の四角いクルマを含めても3000台少々しか差が無かったのはワゴンRのスゴさとも言える。
このランキングに実質どんな意味があるのかはよく分からないけど、自販連や軽自協が勿体ぶって発表する”イベント”なのであれば、やっぱりそれなりの公平性が欲しいところだ。これの年間累積でスズキVSダイハツみたいな話が経済紙を賑わすこともあるわけだし。
一応自動車業界の団体なんだから、ムーヴとムーヴ・コンテはちょっと違うんじゃない?くらいの自主判断はできないのかなあ? いやー、それはメーカーさんの自己申告が基本ですからねえ、なんていうのだったら、いっそスズキもワゴンR・セルボとかワゴンR・パレットとかワゴンR・アルトなんかにしちゃえばいいのに、なんて思う。いや、冗談みたいだけど、実際コンテはそういうことでしょ。
同様に10月トップのカローラもねー。フィールダーは分かるけど、ルミオンはないでしょルミオンは。こんなのOKだったら、ホンダもフィット・フリードでいいじゃん。もう断然トップ間違いなしでしょ。
たとえばCOTYの10ベストカーが今回も各社1台ずつになったとか、そういうあんまりな工作がクルマ業界には結構ある。誰でも知ってるのに平然と進めちゃうようなデタラメ。いや、誰でも知っているからべつにいいやということなのか? でも、結局こういうのが業界の権威や信用を落とすことになると思うんだけどなあ。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月11日 22時40分
新車心象風景:スバル・インプレッサアネシス
先行したハッチバックにトランクを付け足すやり方は、日産ティーダ、ホンダフィット、少し前だとトヨタのプラッツあたりが思い浮かぶ。
共通して言われることは後付け感だ。取って付けた感じでカッコ悪い、と。以前、ある雑誌のデザイン対談に立ち会ったとき、有名評論家数人が寄ってたかってプラッツをこき下ろしていたっけ。
僕はと言うと、実はティーダ・ラティオもプラッツもそんなに酷いとは思っていない。何て言うか、あの凝縮感がコンパクトセダンとしての実用性を感じさせて結構面白いと思っている。ま、もう少し言うと、フィットアリアはバランス的にどうにも不安定でいかがなものかと思う。つまりはモノによると。
で、そういう見方をするとこのアネシスは違和感が少ない。インプレッサ特有の強いキャラクターラインがリアランプまで一気に伸びて一体感を演出している。トランクの長さも絶妙な感じだ。その大きなリアランプはぶ厚いトランクをうまく引き締めているし。
なんだけど、皮肉なことにそれ故個性が感じられないことになっているんである。トランク部分があんまりにもスッと溶け込んでしまって心に引っ掛からない。つまり印象が薄い。ハッチバックに変身したインプレッサの独自性がどっかに行ってしまった。ま、もともとのフロントフェイスの弱さがここでも影響してしまった感じもする。
この辺の塩梅は相当難しいんだと思う。巧いまとまりと没個性は結構近いところにあるのかもしれないとさえ思える。じゃあ、コンパクトセダンなんか無理なのか?というとそんなこともない。たとえばトヨタのベルタ。ヴィッツの要素を多く採りこんだこの小さなセダンはほとんど表舞台に出てこないけれど、実はトヨタでいちばん美しく完成度の高いセダンだと僕は思っている。いやいや、その前に初代のセダンは非常にまとまりもよかったし個性もあったじゃないか。あのセンスはどうしちゃったのか?
ま、アネシスはインプレッサシリーズの販売台数を安定させるため、月に500台も売れればいいみたいだ。だから、スバルとしてはそんな心配も要らないんだろうけど。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月9日 9時38分
新車心象風景:スズキ:スプラッシュ
もうひと工夫あればなあ、と思う。
欧州に軸足をおいたスズキの小型車戦略は絶好調らしい。日本ではSX4が苦戦中だけど、コンパクトSUV流行の彼の地では、フィアット版と合わせて生産が追いつかないという話も聞く。で、スプラッシュだ。
こっちは「軸足」というより向こうで生産した輸入車そのものなんである。だから、TVCMでも欧州の街を走らせて「こいつは向こう生まれだぜ」と主張する。けれども、何かひとつもの足りない。
すでにスイフトとSX4があるのに、そこへまたしてもコンパクトカーだ。ちょっと背高だと言ってもそんなに大きな違いは感じない。オペルに供給したワゴンRソリオの後継を意識したであろうボディは、どうにもズングリしてピンと来ない。だから何かこう、もっと欧州生まれということを端的に表す何かが欲しいじゃないか。
たとえばボディカラー。CMの青、緑、赤はカラフルだけど、他の3色は無彩色に近い。ドイツでは4色多い10色もあって、そのうち6色はカラフルな有彩色だ。これを持って来るだけでも違うけど、ホントなら日本用に追加したっていいくらいだと思う。黄色やピンクなどのパステルカラーなんか似合うだろうし。
インテリアも3パターンとは言え、大雑把には青っぽいか黒かのどっちか。どうせいくつかのパターンを設けるならもっと違う色があってもいいと思う。いや、もちろんカラーじゃなくてもいいんだけど、要はこいつ面白いゾ、違うゾという「何か」を与えたいんである。
まあ、日本で大ヒットしなくてもスズキ的にはそんなに困った話じゃないのかとは思うけれど、どうせ売るならやることやった方がいいでしょ。SX4もそうだけど、少ないラインナップの中に売れないクルマがあるというのは、イメージとしてもあんまりよくないしね。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月6日 0時5分
Drive My Car:山形旅行・プラスワン
久々のロングツーリング行って来ました。
目的地は山形。いつものとおり、温泉とグルメというほとんど工夫のない、本能まる出しの2泊3日旅行です。
初日は日本海側の鶴岡、酒田。鶴岡は藤沢周平ゆかりの地として有名になりましたが、偶然宿も氏の定宿だったところ。酒田ではこれまた有名な山居倉庫や、かつて日本一の地主といわれた本間家旧邸宅などを見学。いずれも魚が美味しいところです。
翌日はちょっと下がって米沢。山を30分ほど駆け上がった秘湯白布温泉へ。約190年前の藁葺き屋根の建物をそのまま使った西屋という宿が素晴らしかったです。豊富な湯量にも満足でしたし、米沢牛の料理もね。
米沢の町は来年の大河ドラマへ向けて賑わっていましたね。上杉神社にも行ってみましたが、もう大河一色です。ま、好調「篤姫」の後は辛いでしょうけど。
今回は総計1200キロの旅でした。エアコン全開で壊滅的燃費だった夏に比べ、秋の高速巡航は久々のリッター15キロ。ちょっとホッとしましたが、車内のビビリ音や相変わらずの固い乗り心地は減点対象ですね。
それと今回は山形から帰京したその足でライブを観に行くという、ちょっとハードスケジュールを敢行しました。
青山ブルーノート東京20周年記念の渡辺貞夫カルテットですが、この日が最終日だったので無理をおして行って来ました。いやあ、これはさすがに疲れましたけどね・・・。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月2日 22時43分
雑誌ナナメ読み:プロと一般人
評論家の表現としては結構見かけるし、細かい話なんだけど、やっぱり気になるんである。 たとえばいま売りのベストカーのワゴンR記事。乗り心地がソフトになった新型に対して有名評論家K氏曰く「個人的には先代のシャープさを好むけど、一般ユーザーなら新型を評価するだろう」 まあ「一般」って言葉がどうなのかという問題はさておき、自分の好みは○○だけどフツーの人は××でしょうだなんて、プロの評論家としてはてんでダメでしょ。 だって、自動車評論家というのは自分の価値観や感覚を総動員してクルマを客観的に評価するのが仕事なワケでしょ。明快な意見としてまとめて、それをユーザーに提供するのが。それが自分はこうだけど他の人は違うでしょ、なんていうのなら、この人が公共の媒体でモノを書く意味はないよね? そんなんだったら誰でも書けるし。 評論家である自分が先代の走りを支持するのだったら、それはつまりプロが先代を評価しているということ。そうであるなら、説得力を持つ内容でその理由を示すのが仕事なんじゃないのかな? それができないのなら書くべきではないし、単純に好き嫌いだとしてもやっぱり書くべきじゃないでしょ。 「慣れ」なんだろうなあと思う。個人的に、とか書いておけばべつに問題じゃないでしょっていう。自分と一般人の感覚は違うんだからこれでいいと。 本当はその「差」こそがプロの証なんであって、どうユーザーを納得させるのかが腕の見せ所だと思う。小さい話のようで、結構重要なことだと思うんだけれどね。 さて、明日から久々にちょっとしたロングツーリングに出かけてきます。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月29日 22時30分
雑誌記事:今日の取材
今日、青山で行われたトヨタIQの試乗会に行って来ました。
会場はレストランを詰め所にして、隣接する大型駐車場にズラリと試乗車を並べるといった形。といっても僕は試乗じゃなく、開発者へのインタビューが目的です。
これは、先日いすゞの記事を掲載したジェイズティーポの取材で、来月発売号へ向けたもの。話を聞いたのは40分程度でしたが、たぶん2ページくらいの記事になるのでは?と思います。
実は試乗会というのは初めてでした。今回はシティコミューター的なクルマということで都心が会場なので、まあ箱根あたりの試乗会とはだいぶ雰囲気が違うのでしょうけど、けっこうアッサリな感じで意外でしたね。なんかこう、キーの奪い合いみたいなイメージだったんですけど、来場者はパラパラ来る感じで、実に静かに時間が流れていました。
記事の内容はそんなに意外性のあるものではありませんが、ちゃんと掲載されましたらお知らせします。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月24日 23時52分
新車心象風景:ホンダ・オデッセイ
たとえば、日産の初代セフィーロやスバルのアルシオーネSVX、あるいはユーノス500とか。
先進性や新提案が理解されず、最後まで販売台数に結びつかなかった残念なクルマは結構ある。その場合はたいていフェードアウトするか、趣旨換えしてつまらないクルマになったりするのが常だ。けれども、新しいオデッセイはそうじゃなかった。
FCXクラリティで提示された新しい顔や、最近のフィットやフリードと同様V字基調のリアまわりをしっかり採用しているけれど、シルエットとしちゃあ、まあ同じだ。だから、ホンダは低床構造を利用したこの低いボディに相当な自信を持っているんだと思う。
つまり、先代はちょっとしたタイミングが悪かった、という判断なんじゃないかと思うんである。クルマとしてはよかったのに、この背の低さがうまく伝わらなかった。いいタイミング、うまい広報をもってすれば本当は成功する筈なんだと。
じゃあ、どうしようか? まずは先述の新しい顔やリアの移植。そして、いまどきの抑揚のある面に、分かりやすいキャラクターラインで「同じようだけど、カッコよくなったでしょ?」というメッセージ。これで再チャレンジを敢行したんである。もちろん、昨今の状況を勘案した燃費対策や各種便利機能も忘れていない。
で、もうひとつ奮発してジョージ・クルーニーの起用だ。「男」というベタなコピーとともに、インパクトのある広報活動で再チャレンジを支援する。これでどうだ、今度は納得したか? とユーザーに問う。
個人的には、ショルダーラインを筆頭にスタイリングの明快さがすっかり消えてしまったのが?なんだけど、ただ、面白い提案だった先代の商業的失敗に再チャレンジした点にはとても興味がある。これが明らかに成功すれば、かなり貴重な実験結果になる筈だと思うんである。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月19日 23時2分
Drive My Car:フロントガラス交換
仕事で長野へ出張する途中、中央道で”とび石”に遭ってしまったんである。
小さな石だったけど、今回は運悪く星形のヒビが目の前にできてしまった。あー、こりゃリペアだなあ、などと思い修理に持ち込むと、この手のキズは直らないとのこと。つまり、キズが気になるならガラス交換しかないと。
そりゃあ、目の前に★なキズがあったら気になるので交換を依頼。ガラス屋さんは「在庫あるかなあ?」などと不吉な言葉を。
で、数日後、日本中を探した結果、いすゞの青森営業所の倉庫と製造元の旭硝子の倉庫に各1枚、計2枚残ってるらしいとの回答。さらに、青森モノは倉庫の中でどんな状態になっているか分かったもんじゃないので、まあ旭硝子モノ1枚だと思ったほうがいいですね、と追い討ちの言葉。
何と9万円という値段に一瞬絶句したものの、しかしあと1枚じゃ迷っている場合じゃないとその場で注文。幸か不幸かゴムモール類も在庫ありということで、無事キレイなガラスが戻ってきました。
あとで聞いてみると、ガラスは新品パーツとして普通にあるとのこと。ところが、全面薄いブラウンのオリジナルに対し、新品パーツは上部から茶色がグラデーションになっている後年式用のもので、つまり、色々種類はあったけど、いすゞ的にはもうこの1種類に統合しちゃえってことらしいです。まあたしかに形は同じなんだけどさあ・・・。
ま、そういうワケで、ジェミニはますます手放し難い存在になっています。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月15日 23時7分
新車心象風景:トヨタ・bB
まあ、あんまりムキになっても仕方ないのかもしれないけど、やっぱりどうなんだろうと思う。
だいたい、ワルを気取って出したのに、何で「マイルド」を出すのかって話でしょ。たとえば最初から普通とワルを出すノアやヴォクシーだっていかがなものかと思うのに、マイルドなワルってもうワケ分からないし。
一見、ダイハツ版のCOOに似てるけど同じじゃないんだよね。そうすると同じクルマで顔が3種類ってことになるでしょ。あ、もしスバルへのOEMが顔違いだと4種類になるかな。その発想の「経緯」みたいなのは理解できるんだけど、実際にやっちゃうかな?
いや、これが業績に苦しむ下位メーカーが苦し紛れっていうならまだしも、世界一のメーカーだからね。ちゃんと調べてないけど、多分こういうのって自国だけでやってるんじゃないかな、トヨタは。だってフツーは通用しないだろうし、だいいち恥ずかしいでしょう。
これ、結局日本のユーザーをバカにしてるんでしょ。サイオン絡みで出したものの、どうも売れないからチャカっとやっちゃえって。これで月に500台が1000台でも上乗せになれば儲けもんだって。
こういうこと書くと、選択肢は多い方がいいっていう人が必ずいるんだけど、僕は違と思うな。やっぱりその選択肢がどうなのかっていうことを考えなくちゃ、ユーザーとしても無責任だもん。僕はどのメーカーにしたって、ちゃんとしたクルマを作って欲しいって気持ちがあるので、こういうのはホントやめて欲しいと思う。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月12日 23時37分
新車心象風景:日産・ムラーノ
たとえば、V35スカイラインのクーペとか、トヨタのヴィッツとか。非常に明快なテーマを持ち、とても息の長そうなスタイルのクルマが、モデルチェンジでその明快さを失うことが稀にある。ムラーノもそういう気がする1台なんである。
スカイラインやヴィッツがそうであるように、部分的には新しそうなラインや抑揚を手に入れるのだけど、カチっと決まっていたテーマが薄れてしまって、何となくボンヤリしたイメージが漂う。
新しいムラーノも、未来ちっくなフロントグリル、巨大なホイールアーチフレア、いまどきっぽいショルダーライン、デュアリスみたいなリアランプと、新しさいっぱいの要素が溢れている。けれども、全体として「こういうカタチなんだ!」という明快な意図が読めないんである。
先代はマーチの親分のように、ボディの上下をハッキリしたラインで分けるというテーマがひと目で分かった。フロントランプもリアランプもそのラインに沿って配置されていて流れがあり、とにかく破綻や無理がなかった。で、何よりオリジナリティも。
ま、北米はこういうのが好まれるから、と言われてしまえば「そうなんですか」としか言いようがないし、とんでもなく酷いとかって話じゃない。ただ、ゴーン改革時に一気に出た秀作達に比べると、何だか最近の日産は少々ムラがあるというか、思い切りがないというか。
キーデザイナーの強い「想い」のようなものが感じられないのが残念なんである。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月9日 9時45分
新車心象風景:スズキ・ワゴンR
今回は静粛性がウリなんです、という営業の方の話を聞いてアクセルを踏み込むとグオーンと威勢のいい音。ん? うるさいじゃないか。しかも、走り始めはかなりトロいし。 内装、たしかに先代よりは作りがよくなっているけど、なんか薄べったい。価格表を見比べれば上級グレードは格上のスイフトよりお高いのに、なんでこんな質感に差があるんだろう。 街中はともかく、高速を使うようであればやっぱりターボが要りますね、と営業マン。もう走り始めから体感が違いますから。ただ、燃費は少々落ちますけど、今度はCVTですから少しはいいかと・・・。なるほど、グオーンとなったのはNAだからか。 しっかり走るなあ、と思ったら何と我がジェミニとホイールベースは同じじゃないか。あ、タイヤも同じ14インチだ。段差も気にならないし、後席も広い。 四角四面に定規のようなラインを入れた道具感いっぱいのボディは、ついに小型車の文法を取り入れて色気を出した。この辺はセルボで勉強したということか。けれども、ライバルのムーヴほど情感は入れないで、一応歴代の香りは残してある。 ここんところずっと感じているけれど、小型車や普通車のモデルチェンジに比べると、軽は1世代での諸々の向上感がえらく大きい。よく、軽と小型車では設計の次元がまったく違うみたいな話を聞くけれど、それが近づいているということなんだろうと思う。 すると、やっぱり結論はいつも排気量の話になってしまう。エンジニアさんは660で頑張っているとは思うけど、安全性能を上げたボディはどんどん重くなるというジレンマもあるし。とにかく、居住性や乗り心地がここまで来ているんだから、現実的にこれ1台ですべてまかなえるクルマにするべきでしょ。この技術は日本の誇りなんだから、妙チクリンな規格は早いところ修正しないと。 寸法が現行とおりなら1リッターエンジンでも同じ税体系でいいじゃん。それに衝突基準と内装のチープさを見直せば、軽は世界中でヒット間違いないでしょう。 いや、そのひとつの回答がパリショーの「ALTO」だとは思うけど、何だかもったいない。個人的にはトヨタのIQなんかよりよっぽど支持されると思うけどなあ。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月5日 22時41分
新車心象風景:三菱・パジェロディーゼル
今回はきっと色々な雑誌媒体でも指摘があるだろけれど、トッポに引き続き、そりゃあないだろう、三菱自動車と。 何しろ日本は北米かそれ以上にディーゼル・アレルギーの国なんである。クリーン化技術を引っさげた新世代エンジンでディーゼル復活を目論むにしても、それなりにデリケートな配慮が必要なのは当然の筈。 そういうときに新長期規制という、もうすぐ世代遅れになるハードルで売り出すってどういう了見なんだろう。日産がMT限定という条件付でも、とにかく現時点で最新規制とされるポスト新長期規制をクリアした商品を出したばかりなのに、まるでその出鼻をくじくようなやり方じゃないか。 そりゃあ、新長期規制だっていま購入するのに何ら問題はないし、もしかしたら廃車になるまで乗ることもできるかもしれない。でも、それはいまできる最善の仕事じゃない。まあ、たぶん大丈夫でしょうという話だ。 だから、これはボディパーツを流用しましたというのとは次元が違う。何だかエンジニアには誇りのカケラもないのかと思わせてしまうやり方だ。しかも、三菱は追ってポスト新長期に合わせたバージョンを出すとまで言っているじゃないか。だったら、それができるまで待ちなさいよ。 買ったユーザーが当面心配要らないのは間違いないけれど、でも、同じ仕様のクルマが猶予期間を入れても2年後には発売できなくなるという事実だけで十分印象が悪い。そういうクルマを、さあこれからだぞという市場に平気で投入するのは、ホントに罪深いと僕は思う。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月3日 1時6分
クルマ散策:マツダフォーラム
先週27日の土曜日、サラリーマンの仕事でマツダ・ビアンテフォーラムに参加して来ました。場所は横浜のマツダR&Dセンターです。
内容は前半が開発主査とチーフデザイナーの講演会。後半がエンジニアとデザインの担当者数人をパネラーとしたディスカッション。客席はほとんどが濃いマツダユーザーの方たち。
このフォーラムは以前にもデミオなどで参加したことがあるのですが、登場するメンバーの豪華さに比べて、会の進行や内容がなかなか厳しいのが残念です。
これは、開発スタッフ自身が行う進行が不慣れであることと、質疑応答で挙手するユーザー各氏の質問があまりにマニアック、かつテーマとかけ離れたものであることが理由です。
今回も、初代アテンザとCX-7を手掛け、このビアンテもまとめた小泉氏という実力派デザイナーや、ドイツBASF日本法人からカラー担当者がパネリストに来ているのに、ほとんど関係のない質問に終始してしまいました。
僕は以前からメーカーばかりを責めるのではなく、ユーザー自身も研鑽しなくちゃ、という姿勢なんだけど、何だかそれをすごく感じたフォーラムでしたね。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月30日 0時14分
雑誌記事:マガジンX・11月号
マガジンX、11月号発売になりました。 記事は前澤義雄氏との連載ですが、実は今回で最終回となりました。連載としては4回、最初の全メーカーイッキ斬りを入れると5回で、いずれにしても短かったですね。 連載終了の詳細な理由は書けませんが、前澤氏も僕も続けたいと思っていましたし、読者の方からもご好評をいただいておりました。しかし、そういうこととはまた別の次元で物事が決まったりするのがこの世界、ということでしょうか。 前澤氏の話はいつ聞いても面白かったので、この企画は何らかの形で再現したいですね。 最終回は、ダイハツのコンテです。すでに発表になったワゴンRをはじめ、これからが新車ラッシュだったんだけどなあ・・・。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月26日 23時23分
クルマ散策:民放TVがあぶない?
今朝の朝日新聞に民放TVの財政難の記事があった。
理由はふたつで、まずはCM収入の減少。まあ、景気か翳ってくれば宣伝費が削られるのは常で、これは時代に沿った話。もうひとつは若者のTV離れだそう。ネットを筆頭としたメディアの多様化で、何でもTVという時代ではなくなっているとか。
こういう状況下、役員報酬をカットする局もあるけれど、一番痛いのはドラマなど番組制作費のカットだそうで、セットをCGにしたり、もう現場は苦労が絶えないという話。うーん、それはどうなんだろう?
僕は視聴者のニーズとか言って、お笑いタレント総動員の下らない番組をはじめ、すべての局がほとんど24時間やっていること自体が異常だと思っている。そんなの本当は無理な話で、必要がないと思うなら昼間の数時間は放送しないとか、局によっては夜9時に放送が終了したっていいんじゃないのかと。そうすればバカな番組を無理して作らなくてもいいし、落ち着いて良質の番組も作れる。
そもそも、いまだにTVは視聴率至上主義でやってるそうで、だったらそういうおバカなバラエティとかクイズ番組にはニーズがある筈。であれば、本当なら若者離れなんて起きない筈なんだよね。でも、実際はそうなっていない。なぜ?
これ、自動車業界にそっくりだなあと。ニーズだマーケティングだと言って細分化商品を出しているのに販売は上向かないし、どうも若者は興味がないとか。この前のネッツ店と同じ話ね。
自動車雑誌も発行数がキツイらしい。でも、メーカーの顔色をうかがって何でもかんでも褒めまくっているんだから、本当なら安泰の筈なのに、なぜ?
結局、目先のことばかり見て質を下げた結果なんじゃないのかなあ? だいたい、国内にこんなにメーカー数があるだけでもエライことなのに、さらに数ばっかり出すのはどうなのかと。首都圏キー局だけで5つも6つもあって、そこが一日中番組やってる異常さと、それはとてもよく似てるんじゃないかと思うんである。
一日のうち何時間か放送しなくても、同じクラスに何車種も作らなくても、視聴者やユーザーはそんなに怒ったりしないと思うし、困ることもないんじゃないかなあ? それでいいものが出てくれば、ちゃんと見る(買う)んじゃないかと。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月23日 23時11分
新車心象風景:三菱・トッポ
パジェロやekワゴンのモデルチェンジでも結構なパーツ流用があったけど、一度生産を止めたボディを、もう一度引っ張り出して来るってスゴイ。
一部手は入っているけれど、基本的なボディは4年前のトッポBJで、妙にゆるんだAピラーのあたりに旧さが漂う。迫力あるブリスターフェンダー・・・なんてプレスにあるけど、それだって基本流用だし。
いやあ、これに加えて宮崎あおいなんである。どういう理由を付けるのかわからないけれど、発表会場ではこの4年前のボディの横に国民的ヒットドラマの主役を並べてみせた。
こりゃあ、いくらなんでもお手軽過ぎないか?
ま、彼女はトッポの、というより今後の三菱車のメッセンジャーなんだそうだけど、それにしても焼き直しでイッチョ上がりのクルマに「篤姫」持って来ちゃうってどうよ? いまの宮崎あおいならトヨタ・IQクラスの話題車がピッタリな感じだけど、まあとにかくトッポだ。
もちろん、逆の見方をすれは超コストパフォーマンスな組み合わせなわけだけど、そういうこと実際やっちゃうかって感じ。
いや、単に弱小企業があの手この手で頑張ってるって話ならともかく、三菱が傾きかけたのは自分たちの不始末が元だからねえ。彼女の横でニヤけている社長さんを見てると、何か違うんじゃないかなあと思うんである。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月19日 23時28分
雑誌記事:Js Tipo・11月号
本日発売のJ's Tipo、11月号に記事が掲載されます。 特集「復権、スポーツセダン」でジェミニコーナーがあるんですけど、その中で「イルムシャーを作った男」を2ページ寄稿しました。 実は、もともと今回取材の大野氏とは今年になって偶然プライベートで知り合ったのですが、せっかくだからイルムシャーの話を聞きたいと思っていたところに、ちょうど今回の特集と合致したということです。 たぶん、ジェミニ通の方には「いまさら」な話ばっかりだとは思いますが、個人的には初めて聞くようなことばかりだったし、開発当時の写真などは興味深かったですね。 この雑誌への寄稿は初めてですし、そもそもこうしたマニアックな取材も自分としては珍しいことでした。いずれまた社会ネタにシフトして行くとは思いますが、こうやって色々な取材をこなしておくことは大切かと考えています。 それでは、よろしければ書店でご笑覧ください。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月16日 0時5分
クルマ散策:クルママニア?
我ながらダメ人間だと思う。 写真は僕のジェミニそっくりだけど、実はオークションに出品されている別のクルマ。もっと言うと、マイナーチェンジ後の後期型で、顔もリアもサイドも色々違い、初期型主義の僕的には本来OUTな筈のもの。ところが、こうも色や装備が全く同じだと、もう気になって気になって・・・。 そもそも23年目のクルマのオーナーとしては、いま必要なのはもっと新しいクルマであって、せいぜい2~3年しか違わないものを買っても意味ないんである。・・・なんだけど、気になる。 いやあ、ホントに自分はどうなんだと思う。何だかもっと冷静な人間かと思っていたのに、「いまの愛車とこれを2台並べたらなかなかいい感じかも・・・」などといつの間にか考えいる。 世のクルマ好きの方々はどうなんだろう? 車種や年式はいろいろだけど、こういう客観的に意味のないことに思い悩んでいる人は多いのか少ないのか。僕の知人で、いわゆるマニアではないものの、2、3年でポンポンと買い換えちゃう人がいるけど、ああいう方が却ってスッキリするかもなあ。 いや、意味のないことこそマニアの証。こういうことで悩むのが楽しいんだってことなんだろうな、きっと。毎週中古車雑誌読んでニヤニヤするのが趣味っていう人もいるらしいし。 いやあ、でも自分がこういうことで悩むとは、どうも。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月13日 10時17分